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2016年8月 1日 (月)

奥州道中(陸羽街道)、青い森鉄道浅虫温泉駅から三厩まで歩く②(一日目) 合浦公園から後潟駅まで

旧奥州道は合浦公園の中を貫通する形で進んでいる。
 
その公園の中には、歴代弘前藩主がその松の木の下で酒宴を行ったと言う「三誉の松」と呼ばれる松の木があるとのことなので、せっかくなら見てみたいと思ってその松の木を探した。
 
公園の中にはあちこちに、それなりの立派な松の木があって、それを見て周ったが目的の松の木は見当たらなかった。
 
そうこうしていると、合浦公園に入ってから真っすぐに進んだところに戻って来ると、ひと際目立つ立派な松の木があった。
 
それが「三誉の松」だった。
 
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なるほど、、、。
 
素直に旧道を真っすぐに歩いて来れば、難なく見つけられたと言うことだったようだ。^_^;
 
合浦公園を抜けて進むと、堤川を渡った先で右手に一度折れてその先で左に曲がってからは暫くは一直線に道を進んだ。
 
そして、青森県郷土館の建物を右に見て進んだ先で柳町通りを渡ると、その先の交差点がちょっと無理した交差点になっていた。
 
そこが札ノ辻だったようで、そこを左手に行ったところに「善知鳥神社」があった。
 
Img_3043
 
「善知鳥」は「うとう」と読むようで鳥の名前のようだが、朝通過した明治天皇が休憩したことを記念して建てられた石碑があった脇のトンネルの名前もまた「うとうトンネル」と書かれていた。
 
ところでこの「うとう」と言う名称は、旧街道を歩いていると所々で目にする。
 
記憶にあるところでは、中山道を日本橋から歩いて太田宿から鵜沼宿に向かう途中で「うとう峠」を越えた。
 
国道から分かれて山の方に入って行くと公園のようなところを通過して、そこを抜けて下り始めるとその辺りは住宅街になっていて、その上りと下りのギャップが印象的で、下りの道では遠くに犬山城が見えた?ような記憶がある。
 
その他にも長野県の塩尻峠に「善知鳥峠」と言う峠があるようで、それだけあちこちの峠や海岸沿いの難所にその名前が付いていると言うことは、何かそれなりの意味があるんだろう。
 
そして、その神社前には「奥州街道終点記念の碑」と「青森市道路元標」の石碑が建っていた。
 
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資料によると、「奥州街道終点記念の碑」と書かれているように、江戸の日本橋から始まって白河まで続いていた所謂奥州道と、その先続いていた陸羽街道はこの地が終点で、この先三厩までの道は「松前道(とか、松前街道)」と言われていたようだ。
 
と言うことで、ここから先は気持ちも新たに、松前道を終点の三厩に向かって歩くと言うことになった。^_^;
 
・・・
 
さて、松前道は善知鳥神社の脇から真っすぐに1km弱ほど進んで、JR青森駅前に出た。
 
Img_3060
 
今朝、青い森鉄道で出発地点の浅虫温泉駅に向かうために旅だったところに再び戻って来たと言う訳だ。
 
ここから旧道は駅を跨ぐ形で駅の反対側に続いていたようなので、駅近くの歩道橋を渡って駅の反対側に出た。
 
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その先進むと、旧道は国道280線として続いているようで、道路標識にはこれから向かう先の「龍飛」とか、当面の目標である「蓬田」と言う地名が表示されていた。
 
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青森駅を過ぎて旧道となっている国道280線を進むと、沖館の集落に入った。
 
その辺りから旧道は青森湾に面した海岸線沿いを進むようになっていた。
 
歩きながら右手を見るとほとんどどこでも海岸が見えた。
 
そして油川宿に入った辺りで、「とうふ村」と書かれた看板を見つけた。
 
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これは何だ!?、、、と興味を惹かれたが、街道歩きが主目的だったので、そのまま先に進んだ。
 
その先油川宿の仲町に入ったところには、右手に昔ながらの建物の「西田酒造店」が建っていた。
 
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この店は、「明治11年(1878年)創業の青森市唯一の酒蔵『田酒』『喜久泉』の醸造元」とホームページに書かれている店だったので、その酒を賞味したいと思ったが、残念ながら店は閉まっていた。
 
後で調べたところ、この店では酒は造っているが小売りはしていないと言うことだった。
 
まぁ、機会があれば是非とも飲んでみようと思っている。^_^;
 
ちなみに、、、。
 
この「西田酒造店」のホームページに、「青森県と善知鳥」のことに関することが書かれていた。
 
と言うことで参考までに、、、。 → 「青森県と善知鳥
 
さて、この店の並び、少し先には「羽州街道 松前街道 合流之地」と刻まれた石碑が建っていた。
 
Img_3103
 
なるほど、、、。
 
奥州道の福島県内にある「桑折宿」を通った時に、そこから奥州道から羽州街道が分かれていると言うことを聞いていた。
 
そうか、、、。
 
あそこで分かれた羽州街道が、山形県や秋田県を通って、ここに続いていたと言うことなんだ。
 
と思うと、いつかは羽州街道も歩いてみたいと思ったが、羽州街道はかなり厳しそうなので、さて、どうなりますことやら?^_^;
 
さて、この油川宿に達したとことで、浅虫温泉駅からは約20キロメートル歩いていた。
 
ぼちぼち足も疲れて来ていた。
 
それで、羽州街道との追分から40分ほど進んだところで海岸近くにベンチがあったので、そこで休憩を取った。
 
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そこで約15分ほど休憩を取って再び歩き始めると、その先で道端に小さな祠があった。
 
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その中には着物を来たお地蔵様が安置されていたが、その先同じような祠がいくつもあった。
 
そのほとんどは同じように中のお地蔵様が着物を着ていたが、これはこの地方独特の風習なんだろうか、と思った。
 
その後の旧道は青森湾に沿って、ほとんど真っすぐの道が続いた。
 
とにかく、歩いている人の姿はほとんど見かけず、コンビニは一軒もなく、飲食店を始め何かを営業しているような店はほとんど見かけなかった。
 
その先、右手には海岸線、左手にはJR津軽線の線路が付かず離れずと言った感じで走っているのを見つつ歩いた。
 
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途中小学校が街道沿いにあったが、今まで多くの街道を歩いて来て、小学校があるところにはほとんど正門前に歩道橋があったもので、逆に歩道橋があると「そこに小学校がある」と気が付いたものだが、その辺りの小学校の前には歩道橋がなかった。
 
恐らく車の交通量が都会に比べれば格段に少ないために、歩道橋を造る必要がないと言うことなのではないだろうか。
 
そして、その先左手にJR津軽宮田駅、JR奥内駅、JR左堰駅があることを確認しながら過ぎると、その先右手には立派な松の木が生えていた。
 
Img_3177
 
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その松は「昇竜の松」と呼ばれていて、推定500年の樹齢があるそうだ。
 
その先で、左手にJR後潟駅があるところに着いた。
 
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浅虫温泉駅を出発してから約29キロメートルほど歩いて来たことになる。
 
時刻は午後3時10分頃だったが、体力的にも厳しく、またJR津軽線は本数も少ないと言うこともありで、、、。
 
それと、実はこの日は途中で昼食を摂りそびれていて、、、と言うのは、青森市内を通過した際にどこかで食べておけばよかったのだが、時間が中途半端だったのでその先で、と思ったのがまずかった。
 
結局青森市内を抜けた後は、飲食店は一軒もなかったので、昼食を摂る機会を逸してしまった。
 
そんな諸般の事情を考慮して、時間的にはかなり早いがこの日はここで街道歩きを終了とした。
 
・・・
 
JR後潟駅に着くと、そこは見事なほどに無人駅だった。
 
Img_3183
 
と言うのは、無人駅とは言っても全国の無人駅の中には整理券を発行している駅もあるが、この駅には何もなかった。
 
では、どうやって運賃を支払えばいいんだろう?、、、とちょっと疑問に思った。
 
が、まぁ、乗れば何とかなるだろう。^_^;
 
そして、駅前には店らしいものは一軒もなかったので、街道歩き終了の「一杯」を味わうことは出来なかった。
まぁ、これもその地方ならではのこと。
それにしても、腹は減ったし喉は乾いたし、乾杯は出来ないし、疲れたし・・・。
 
そして、待つことしばし、やって来た青森駅行きの列車に乗ったのは、私一人だけだった。
 
それで車両に乗り込むと、、、。
 
車掌さんとは別の係りの男性が早速私の所にやって来て、「切符はお持ちですか?」と聞いて来た。
 
「いえ」と答えると、「どちらまで」と言うので「青森駅まで」言った。
 
すると、早速手持ちの機械を操作して、薄っぺらい切符をプリントアウトして、運賃を求められた。
 
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子供の頃、バスにまだ車掌さんがいて、バスに乗ると切符を発券してもらった時のことを思い出した。^_^;
 
これは都心にいては体験出来ないことで、ある意味面白かった。^_^;
 
・・・
 
と言うことで、この日は青森駅まで戻って市内のビジネスホテルに宿泊した。
 
・・・
 
以下、続く・・・。

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